レンタルサーバーサービスには、「.htaccess」ファイルを編集する機能が用意されていることがあります。
そこでは、「Webサイトの設定を行うファイル」のような説明だけで、あまり根本的なところまでは分かりません。
.htaccess – Wikipedia などを読めば、このファイルについていろいろ説明されていますが、ここでは箇条書き風に説明してみます。
- Apache という Web サーバーには、httpd.conf という設定ファイル(テキストファイル)があります。
- このファイルは管理者権限がないと変更できません。
- Apache を使って Webサイトを公開する場合、Webサイト自体を表すファイルは、ユーザー権限で操作できるディレクトリに配置することができます。その場合、そのユーザーはWebサイトの内容を自由に変更することができます。
- そのユーザーは、Webサイトの内容だけでなく、そのWebサイトに関する設定まで変更できると便利ですが、httpd.conf は管理者権限がないと変更できません。
- そこで、各Webサイトのディレクトリに .htaccess という名前のファイルを配置し、そのファイル内に設定内容を記述しておけば、そのディレクトリ階層以下に対しては、その設定を反映してくれるようになっています。
- httpd.conf に記述できる内容は、ほぼ .htaccess でも記述できます。
ということになります。
あと少し付け加えると、「httpd.conf に書ける内容は、ほぼ .htaccess にも書けると」書きましたが、厳密には設定項目によって違ってきます。
例えば、Apache のモジュールである mod_rewrite のマニュアルページ(mod_rewrite – Apache HTTP Server Version 2.4)を見ると、各設定項目(ディレクティブ)毎に「Context」という項目があります。ここに .htaccess と書いてあれば、そのディレクティブは .htaccess に記述することができると分かるのです。
※ レンタルサーバーサービスでは、有名なモジュールはたいてい導入されています。

参考