PHP: Supported Versions(PHPの公式な情報)によると、現時点(2023年9月)でのPHPバージョンのステータスは以下であることが分かります。
- PHP 8.2 → サポート中(2024-12-09 からは、セキュリティ修正のみ)
- PHP 8.1 → サポート中(2023-11-25 からは、セキュリティ修正のみ)
- PHP 8.0 → セキュリティ修正のみ(2023-11-27 からはサポート終了)
- PHP 7.4 → サポート終了
こちらに従えば、8.1 と 8.2 が「推奨バージョン」、8.0 は「(準)推奨バージョン」と言えそうです。
しかし、エックスサーバーのサーバーパネル →「PHP バージョン切替」を見てみると、以下の2つのバージョンが「推奨」になっています(こちらの記事に貼ったスクリーンショットを参照してください)。
- PHP 8.0.30
- PHP 7.4.33
もちろん 7.4.x は既にサポート切れですし、PHP 8.0.x もそろそろサポート切れです。
ここで、以下のページを見てください。エックスサーバーによる PHPのバージョンに関する情報です。
- PHPのバージョンについて | レンタルサーバーならエックスサーバー
- PHP 8.2~PHP 8.0、PHP 7.4~PHP 7.0、PHP 5.6 アップデートのお知らせ – 2023/08/29 | レンタルサーバー【エックスサーバー】
どうやら、7.4.x が「推奨」になっているのは、あくまで「WordPress が 7.4 以上を推奨としているから」ということのようです(参考:WordPress の要件)。ですので、できることなら 7.4.x ではなく、もっと上に上げた方がよいです。
「8.0.x が推奨で、8.1.x と 8.2.x が推奨になっていない」理由ははっきりとは分かりません。恐らくですが、あまり新しいバージョンにしてしまうと、利用しているPHPのライブラリなどが対応しておらず、エラーが起きてしまう可能性が高くなるからだと思います。
であれば、「自分が何をやっているか分かっている」限りにおいて、エックスサーバーの PHP を 8.1.x や 8.2.x に上げることに躊躇する必要はないでしょう。