2018年9月6日 エックスサーバーに「ブラウザキャッシュ設定」機能が追加されました。
この機能をオンにすると、ウェブサーバーからウェブブラウザに返すレスポンス内に、cache-control ヘッダとexpires ヘッダが追加され、ウェブブラウザにそのファイルを1週間キャッシュさせるようになります。そのため、ブラウザが再度そのリソースをリクエストした場合にはキャッシュを利用するようになるため、表示速度も上がり、通信も発生しないようになります。(参照:RFC 7234 – Hypertext Transfer Protocol (HTTP/1.1): Caching 5.2. Cache-Control)
設定を行う際には、「全ての静的ファイル」と「CSS/JavaScript以外」を選択することができますが、通常のウェブサイトであれば、推奨とされている「全ての静的ファイル」を選べば良いでしょう。
また、この「ブラウザにファイルをキャッシュさせる」という仕組みは、エックスサーバーが提供してくれる機能を使わなくても、.htaccess ファイルを使えば自分で設定することができます。エックスサーバーの「ブラウザキャッシュ設定機能」は有効期間が 1週間に固定されているため、これ以外の期間に設定したい場合にもこの方法を知っていると便利です。
この仕組を利用するには、.htaccess ファイルに例えば以下のように記述します。
<IfModule mod_expires.c>
ExpiresActive On
ExpiresByType image/jpg "access plus 1 months"
ExpiresByType image/jpeg "access plus 1 months"
ExpiresByType image/gif "access plus 1 months"
ExpiresByType image/png "access plus 1 months"
ExpiresByType text/javascript "access plus 7 days"
ExpiresByType text/css "access plus 7 days"
</IfModule>
詳細は、mod_expires – Apache HTTP サーバ バージョン 2.4 などを御覧ください。